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珍獣?ばけもの?

貘(ばく)向拝の木鼻に多いですね
龍(りゅう)ふすまや屏風に描かれていますね
蜃(しん)木彫のものは珍しいかな
獅子(しし)香炉の蓋の上にも乗っていますよ

お寺で画像のような木彫や瓦を見たことがありますか。向拝(ごはい…本堂の屋根が前方に張り出した部分)の木鼻(きばな…横向きの木が突き出た部分)と屋根瓦に注目してください。どれもふしぎな顔で、一見、動物のようにも見えますが、実在の生き物ではありません。その正体は空想上の「龍」「貘」「獅子」などで「霊獣(れいじゅう)」と呼ばれている獣(けもの)です。
そもそも、災害除けのために飾ったのが始まりといわれていますが、江戸時代よりお寺の装飾工芸として全国へ広まりました。木彫を専門とする職人が数々の現場で、彩色した華やかな作品を作りました。幕府が倹約令を触れてから、彩色を用いない素木(しらき)の彫物となり、彫りを深めてシャープにし、迫力と凄みを求めるようになりました。
それでは、画像の霊獣を紹介します。
貘 悪夢を食べて睡眠中の恐怖から人間を守ってくれます。さらに、貘は鉄や銅を食べる獣で、戦争が始まると武器を作るため鉄や銅がなくなるので、平和な時代にしか生きられません。
 お釈迦様が生まれた時、天に9匹の龍が現れて“甘露(かんろ)の雨”を降らせて祝ったという伝説があるなど、仏教を守る獣とされています。
 ”気(強力なエネルギー)“を吐き出す龍です。他の龍との見分け方は、口から上方へ巻き上がる気を吐く様子を表現しているところです。
獅子 百獣の王ライオンがもとになっている伝説上の生き物です。ライオンが吼えると他の動物が震え上がるように、「阿弥陀様の教え」は人々の目を覚まし真実を明らかにすることをたとえています。

東日本大震災のつどい・勿忘(わすれな)の鐘ご案内

東日本大震災から、まもなく8年となります。本年も、被災地の復興を念じつつ、ご寺院、ご門徒、桑名寺町商店街、あかりプロジェクト桑名、有縁の皆さまとごいっしょに、お勤めとお焼香、灯りをともし、鐘をつきます。是非、お誘い合わせのうえ、お集まり下さい。
こちらからもご覧いただけます→わすれなの鐘

仏教青年会報恩講について(報告)

10月22日(月)に桑名別院にて教区仏教青年会主催の「仏青報恩講」が厳修されました。
この報恩講は、教区の次世代を担う若手僧侶が12月に厳修される桑名別院報恩講に出仕してもらえるようにとの願いから教区仏教青年会が中心となってはじまりました。

仏教青年会委員長の加藤唯さんの「仏青報恩講」での座談会の感想です。

今回の座談会のテーマは、自分の心の中を丸裸にするような恥ずかしさと辛さと、それでも皆で話せる嬉しさ、そんなものが入り混じり、何とも言えない気分になりました。
だけど、そうなってもそこに向き合ってくれる方々がおられることが私の誇りの一つとなっております。今回集まっていただきました皆様、いろいろと助言や手を貸してくれた教務所の職員様方、私といろいろと話し込んで考えてくれた仏青メンバーの皆様、関わってくれたすべての人に「ありがとう」

2018年度桑名別院報恩講厳修について

本年も12月20日(木)~23日(日)の日程で桑名別院報恩講を厳修いたします。

報恩講の日程並びに詳細については下記のリンクをクリックしてください。

報恩講全体日程→2018年度桑名別院本統寺報恩講日程

12月20日(木)→報恩講日程 20日
12月21日(金)→報恩講日程 21日
12月22日(土)→報恩講日程 22日
12月23日(日)→報恩講日程 23日