テレホン法話集「心をひらく」第38集をお届けします。昨年(2016年) 1年間の24人のご法話を収めました。
さて、2020年、東京オリンピツク開催まであと3年となりました。創始者であるクーベルタン男爵は世界の各地で紛争、戦争が絶えないことを憂い、スポーツを通して平和な社会の確立を目指しました。
オリンピツク憲章では、国別のメダルランキング表の作成を禁じています。
勝利をおさめた栄誉は、あくまでも選手たち自身のものなのです。しかしながら、マスコミを通じて報道される日本のメダル数に、一喜一憂する自分がいます。日本人の選手を負かした相手国の選手の勝利を喜べない自分がときとしています。テロなど最近の世界的政情不安の中で、平和を求めるとはどういうことか、オリンピツクを通して今一度、間う機会になればと思います。発刊にあたり関係者諸氏のご苦労に感謝申し上げます。
(社会教化小委員会 幹事 梅田良惠)