タグ別アーカイブ: 差別と人間を考える

「是旃陀羅」問題に関する教区学習会開催

このたび、「是旃陀羅」問題に関する教区学習会を開催いたします。この学習会を通して「私たちの何が問われているのか」をご一緒に確かめていきたいと思います。

▼三重教学研究室主催▼

  • 日時:2023年5月26日(金)14:00~16:30
  • 講師:中山善雄 氏(真宗大谷派教学研究所元研究員)
  • 講師からのメッセージ

 釈尊は空・無常・無我の真理を説かれました。ところが、無明の深い私たちはその真理に背き、仏と出会うことが成り立ちません。その私たちに対して、仏の方から出会おうとし、真理の名のりである本願念仏を受け取る信を成就するのが、『観無量寿経』です。
本講座では、そのような仏のはたらきが、『観無量寿経』において定善(宗教)・散善(倫理)という展開として表れていることを学びます。そして、真実の宗教は、私たちの善人としての「人間性」を問うことを通して、人間であることの根拠を明かすことを学びます。

▼差別と人間を考える協議会▼

  • 日時:2023年6月21日(水)14:00~16:30
  • 講師:訓覇浩 氏(三重組金藏寺住職)
  • 講師からのメッセージ

「部落解放運動の願いへの呼応としての『是旃陀羅』問題への向き合い」

 廣瀬杲先生は旃陀羅という言葉について、2001 年安居の『講義概要』の中で、「「栴陀羅」の一語が内包している課題は、その語が伝承されて来た数千年に及ぶ人間の歴史の中にあって、国と時との異なりにより、その相を変えて受け伝えられてはいるが、人間自身が造り出した、人間破壊を惹起する、具体的にして根源的な差別語」と述べられています。学習会ではまず、私たちがいま向き合おうとする言葉が、「具体的にして根源的な差別語である」という事実をしっかりと確認したいと思います。
そして「是旃陀羅問題」への問いかけが、私たち本願寺教団に対して、全国水平社創立以来なされ続けているという現実の重みから、この問題への取り組みが、部落解放への願いに対する、私たち一人ひとりの「具体的応答」として取り組まれるものであることを、あらためて自らの上に確かめていきたいと思います。

≪申込方法≫

  1. 電話又は専用申込フォームから、必要事項をお知らせください。
  2. オンラインでご参加の方には、講座の前日までに視聴用のURL をお送りいたします。
  3. 会場でのご参加の方は、13 時30 分より受付開始いたします。オンラインでご参加の方も、13 時30 分よりZomm をオープンいたしますので、順次ご入室ください。

≫≫専用申込フォーム

「水平社博物館 と コリアンタウン」現地研修会のご案内

全国水平社創立から100年を記念してリニューアルされた「水平社博物館」をたずねます。リニューアルでは、部落差別をはじめ、民族・人種への差別問題など、さまざまな人権課題が取り上げられています。そこで今回の現地研修は、水平社博物館フィールドワークに併せて、大阪市生野区のコリアンタウンをたずね、部落差別問題・民族差別問題などの人権課題を多面的に学習することをとおして、水平社宣言に込められた解放の精神を確かめたいと思います。また、真宗大谷派難波別院は、2019年に山門とホテルなどが一体となるビルとしてリニューアルされており、そこに参拝したいと思います。
本研修は、「三重同宗連」の「後期研修」の現地研修会に併せて、三重教区「差別と人間を考える」協議会の現地研修会を実施します。
一泊の研修をとおして、教宗派の違いを超え、情報交換を含めて親睦をはかり、ともに学び合いたく、下記のとおりご案内申し上げます。

三重教区「差別と人間を考える」協議会 現地研修
水平社創立100年 – 水平社宣言に学ぶ –
在日コリアンの人権・歴史・異文化を学ぶ

  1. 期 間 2023年3月9日(木)~10日(金)
  2. 場 所
    ① 水平社博物館
    ② 生野コリアンタウン〈 コリアNGOセンター〉
    ③ 真宗大谷派難波別院 〈南御堂〉
  3. 内 容
    水平社博物館フィールドワークと生野コリアンタウン人権研修
  4. 参加費 17,000円
  5. 宿 泊 ホテルアウィーナ大阪( シングルルーム・禁煙)
    * 大阪市天王寺区石ケ辻町19-12 ☎06-6772-1441
  6. 定 員 35名 *大型バス使用
  7. お問い合せ 真宗大谷派 三重教務所 (担当:華岡、藤井)  TEL:0594-21-8000 FAX:0594-21-8010
    E-mail:mie@higashihonganji.or.jp

詳細のチラシはこちらをご覧ください