あなたのご本尊は何ですか?と問われると戸惑うかもしれません。では、あなたがほんとうに大切にしていることは何ですか?
大切な「モノ」はいろいろありますが、大切な「コト」とは何でしょう。
浄土真宗の本尊は阿弥陀如来です。カタチに表現した阿弥陀如来立像を尊形といい、コトバに表記した南無阿弥陀仏を名号といいます。
カタチの本尊に手を合わせ、コトバの本尊を称えるという作法によって、お念仏という真宗門徒の信仰スタイルが伝統されてきました。
阿弥陀如来は、智慧と慈悲によってすべての人々を平等に救うという願い(本願)を表しています。「ほんとう」に「尊き願い」の仏さまです。
その願いに賛同し、敬う(慶讃する)ことによってはじめて「私の本尊」となります。
ご本尊はモノではなく、願いとして、カタチとなりコトバとなり、そして音となって、ほんとうに尊きいのちを見失ってはいませんか?という問いかけとして、いつでもどこでも誰にでもはたらいています。
真宗大谷派のご本尊
「お内仏」の中央には「ご本尊」阿弥陀如来をご安置します。真宗大谷派では、本山・真宗本廟からご家庭のお内仏(お仏壇)用のご本尊を皆さまにお渡ししております。
お仏壇のサイズに合わせて、真宗本廟からお受けいただくために、三重教務所にてもお取り扱いがございます。
新しくお内仏を安置される方は、下記の東本願寺のご本尊のページをご確認の上、御寺院又は三重教務所(0594-21-8000)までご連絡ください。